この記事でできるようになること
- 練習の前に、自分で竹刀をチェックできる
- 水の飲み方と、ケガをしない体の動かし方が分かる
- 練習のあとの防具の手入れができる
剣道は「礼に始まり礼に終わる」と言われるよ。上手になる子は、技だけをがんばっているわけじゃないんだ。礼のしかた(礼法)や、道具の用意も、ていねいにしているよ。
それが、自分と相手を守ることにもつながるんだ。
練習の前にすること
1. 竹刀の点検
全日本剣道連盟(全剣連)の手引きには、こう書いてあるよ。剣道の事故は、竹刀にかかわるものが多いんだって。竹刀の手入れをしっかりすることが、事故を防ぐいちばんの方法なんだ。
練習の前に、ここを見よう。
- 竹のささくれ・ひび。 指でそっとなでてみよう。ひっかかるところはないかな。
- 先革。 竹刀の先のかわだよ。やぶれたり、ゆるんだりしていないかな。
- つる・中結。 竹刀にはってあるひもだよ。ゆるんでいないかな。
ささくれや、われがあったら、その竹刀は使わないでね。先生に見てもらおう。
2. 体のちょうしと水
- ぐあいが悪いときは、先生に言おう。
- 全剣連の手引きでは、練習の前に、コップ1〜2はいの水を飲むことがすすめられているよ。練習のあいだも、こまめに飲もうね。
- 面の中は、とても暑くなるよ。休けいのときは面を外して、体を冷やそう。
ケガを防ぐ準備運動
剣道では、足のケガに気をつけよう。とくにアキレス腱=かかとの上のすじだよ。
準備運動では、ふくらはぎとアキレス腱を、ゆっくりのばそう。素振りや足さばきも少しずつ入れて、体をならしていこうね。
練習中の約束
- 頭を強く打った、気分が悪い、ふらふらする。そんなときは、すぐ練習をやめて先生に言おう。全剣連は、脳しんとう=頭を強く打ったときの体の変化を見るチェック表も出しているよ。
- 打つ場所いがいは打たない。相手が痛がったら、すぐ止まって声をかけよう。
練習のあとにすること
- 整理運動。 大きく、ゆっくり素振りをしよう。体がおちつくよ。
- 防具の手入れ。 面と小手は、風が通る日かげで干そう(陰干し)。全剣連の資料でも、防具の陰干しや、剣道着・袴の洗たくなど、清潔にすることが書かれているよ。
- 剣道着と袴をたたむ。 次の練習で、気持ちよく着られるよ。
つづけるコツ
剣道には、級や段があるよ。審査=級や段をもらうためのテストを目標にすると、つづけやすくなるよ。
「きょう、まねしたい先輩の動き」を1つ見つけるのもおすすめだよ。見ることも、りっぱな練習なんだ。
きょうのチャレンジ
練習の前に、竹刀を指でなでて、ささくれチェックをしてみよう。先革・つる・中結も見られたら、すごい!
おうちの人へ
- 「一本取れた?」より「声が出てたね」。 剣道では気勢(気持ちと声)も大事な技術です。
- 礼ができたことを認める。 礼法は剣道の中心です。
- 防具干しをいっしょに。 低学年のうちは、干し方・しまい方を一緒にやると習慣になります。
- 暑い日の稽古は特に見守る。 帰宅後は、水分をとっているか、顔色はどうかを見てあげてください。